おしえて!太陽光発電の自家消費って、なんで大事なの?

太陽光発電した電気を使いきれなくて余ったら電力会社に買い取ってもらえる、ということを聞いたよ。でも自分の家で「自家消費」することの方が大事なの?

いい質問だね!「自家消費」が今、すごく重要になってるよ。

昔は売ったほうが得だったんじゃないの?

よく知ってるね。そのとおり!
昔は「固定価格買取制度(FIT)」っていって、太陽光パネルを設置してから10年間は電力会社がすごく高い値段で電気を買い取ってくれたんだ(→電気を売ることは「売電(ばいでん)」というよ)。
でも、太陽光パネルの製品価格が昔に比べて年々安くなってきたことと同時に、今は電力会社が買い取ってくれる価格も下がってきて、売ってもあまり得にならないんだ。

具体的には、どのくらいなの?

うちは、2010年に太陽光パネルをつけてから10年間は1kWh(キロワットアワー)あたり48円で売れたけど、今は8.5円でしか売れない。一方で、電力会社から買う電気は今は夜間の安い電気でも29円くらいするんだよ。

なるほど…。つまり、余った電気は、売電による収入は期待できなくなったので、電力会社の高い電気を買わなくて済むように、自分で使う方がいいってことね。太陽光発電って、売るよりも、ためて使う時代になったんだね!

そう!理解が早いね。たとえば、昼間、太陽光で発電した電気をその場でエアコンに使って、それでも余った電気は夜に備えて蓄電池にためておく。そのように「自家消費」できているかぎりは、電気は電力会社から買わなくて済む。その分電気代が浮くということ。

つまりおトクな電気の使い方は、発電した電気はまずその場で家で使って、余った分は蓄電池にためる。それでも余れば売電するっていう順番になるのかな?

おみごと!
蓄電池は太陽光発電しない夜に威力を発揮!

太陽光発電を蓄電池と組み合わせたら、昼間の電気をためておいて夜にも使えるから、夜も電力会社に頼らなくて済むということね?まさに電気の自給自足ね。

それが理想の使い方だワン。100%の自給自足はムリだけど、自家消費を増やせば増やすほど電気代の節約効果は大きくなるということ。
繰り返しになるけど、「売電」ではなく、できるだけ「自家消費」ね!

たしかに、昼間って、家族みんな仕事や学校で家にいないことが多いよね。電気が余ることが多いかも。

そういう時こそ威力を発揮するのが蓄電池ね。夜に備えて電気をたくさんたくわえておくのよ。

ところで、蓄電池って、電気をためたり、電気を使ったりするときに、日々何か操作をしなくてもいいの?

何もしなくても勝手に電気をためたり、蓄電池が満タンになったら勝手に売電してくれたり、昼間も夜も、自動で最適な電気の使い方をしてくれるんだ。

何も操作しなくていいのは、面倒くさがり屋のわたしにとっては何より!
蓄電池を導入した時の電気の利用イメージ

「太陽光発電だけあって蓄電池がない時の電気の利用イメージ」と「蓄電池を導入した時の電気の利用イメージ」を図にして描いてみたわ。
太陽光発電だけあって蓄電池がない時の電気の利用イメージ

まず、太陽光発電だけあって蓄電池がない時の電気の利用イメージだワン。

夜は電力会社から電気を買うしかないのね。

そう。図の赤い部分だね。

太陽光発電だけあって蓄電池がない時の電気の利用イメージ
蓄電池を導入した時の電気の利用イメージ

次に、蓄電池を導入した時の電気の利用イメージだワン。

夜の間もしばらく蓄電池の電気でまかなうことができるわけね。

そう。電力会社から買う電気(図の赤い部分)が少なくて済むよね。これがまさに電気代の削減に大きくつながるのよ。

蓄電池を導入した時の電気の利用イメージ

なるほど。図で見ると分かりやすいね。理解が深まったわ。

特に、太陽光発電のFIT(固定価格買取制度)期間の10年を経過すると、「売電」価格は大きく下がるので、「電力会社から買う電力」(図の赤い部分)をいかに少なくするか(別の言い方をすれば、いかに自家消費を増やすか)が、電気代削減のためのポイントとなるだワン。蓄電池はその役割を担うのよ。

ニャンか(なんか)だんだん分かってきたわ👍
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