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蓄電池の稼働実績と電気代の節約効果(1月支払い分)

蓄電池の稼働実績
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今回のブログでは、1月支払い分(12/11~1/10)の電気代の節約実績と蓄電池の稼働実績について書きます。

以前のブログ(「蓄電池の稼働実績と電気代の節約効果(12月支払い分)」)で書いたとおり、前回12月支払い分(11/11~12/10)の売電収入を踏まえた実質的な電気代は7,528円であり、11月支払い分に比べずいぶん増えてしまいましたが、今回1月支払い分は、さらに暖房器具の使用頻度が増えましたので、電気代は引き続きさらに増えてしまいました・・・。

今回のブログを読むと、1月支払い分について、「蓄電池設置後の稼働実績」、「電気代をどのくらい削減できたか」、「仮に、太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合と比べた電気代の差」が分かるワン。12月支払い分に引き続きさらに電気代は増えたワン。

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※以下のリンク先のニュース(テレ朝news(2024/7/16))の中で取材をされている会社さんのサービスです。

太陽光発電と蓄電池の稼働実績、電気代の昨年との比較(2024年1月分)

室内モニターのデータから集計しました。電気代の支払い期間(前月11日~当月10日)に揃えて集計しました。電気代の「売電」と「買電」におけるカッコ内の数字は、モニターのデータではなく、東京電力の「ご利用明細」の数値となります(両者の数値に多少ズレが出ています)。

(単位:kWh、円)

発電(a)売電(b)買電
c
消費(d)充電(e)放電(f)電気代
当年
<参考>
電気代
前年
1月分 (12/11-1/10)515 kWh90 kWh (87 kWh)439 kWh
(計452、昼67、夜385)
755 kWh343 kWh339 kWh11,338円
(買電:452kWh)
19,785円
(買電:631kWh)

※前年時点は、蓄電池はまだ設置してなく、太陽光発電のみの状況

<補足説明>

・蓄電池の蓄電容量:12.8kWh(実効容量:11.9kWh)、太陽光パネル設置容量:6.3kW

運転モードや各種設定は、以前のブログ(「蓄電池の運転モードと各種設定」)をご覧ください。

・「買電(c)」…蓄電池への充電のための買電が含まれる。カッコ内は東京電力の「ご利用明細」の数値

・「消費(d)」…蓄電池への充電はその時点では消費とはならず、蓄電池から放電して電力を利用した時点ではじめて消費となる。

・「充電(e)」…買電による充電と太陽光発電による充電の合計

電気代は、売電分(1kWh=8.5円)を差し引いた実質的な電気代

・昨年は蓄電池は無く東京電力の「再エネおあずかりプラン」に加入した状態で、今年は蓄電池を設置し当プランを解約した状態

「1月の実際の電気代」と「仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合の電気代」の差異

1月の実際の電気代

1月の実際の電気代は、以下のとおりです。

〇基本料金:2,292.4円(A)

〇電力量料金単価部分:(買電:452kWh(昼67kWh、夜385kWh))

  (昼時間:8時~22時、夜時間:22時~8時)

昼時間(~80kWh):33.98円×67kWh= 2,276.66円

昼時間(81kWh~200kWh):41.96円×0kWh= 0円

昼時間(201kWh~):46.91円×0kWh= 0円

夜時間:29.19円×385 kWh= 11,238.15円

電力量料金単価部分の合計:13,514.81円(B)

〇燃料費調整額:-6.15円×452 kWh = -2,779.80円(C)

〇再生可能エネルギー発電促進賦課金:1.40円×452 kWh= 632円(D)

〇国の特別措置による値引き額:-3.50円×452 kWh= -1,582円(E)

 (A)+(B)+(C)+(D)+(E)= 12,077円(F)

———————————-

〇売電収入:8.5円×87kWh=739円(G)

よって、実質的な電気代((F)-(G)):12,077円-739円=11,338円

以下は、実際の「ご利用明細」の画面の抜粋です。

<電気料金(支払い)>

<売電収入>

仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合の電気代

上の表のとおり、1月消費電力量は、

755kWh

です。太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合、この755kWhの消費電力をすべて買電でまかなうことになります。

我が家のこれまでの消費実績から、「昼時間:夜時間」の電気使用量の割合を「2:1」とすると、

昼時間:503kWh

夜時間:252kWh

の消費電力量となります。

この前提において「仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合の電気代」は、以下のとおりになります。

〇基本料金:2,292.4円(A)

〇電力量料金単価部分:(買電:755kWh(昼503kWh、夜252kWh を前提とした))

昼時間(~80kWh):33.98円×80kWh= 2,718.4円

昼時間(81kWh~200kWh):41.96円×120kWh= 5,035.2円

昼時間(201kWh~):46.91円×303kWh= 14,213.73円

夜時間:29.19円×252kWh= 7,355.88円

電力量料金単価部分の合計:29,323.21円(B)

〇燃料費調整額:-6.15円×755 kWh = -4,643.25円(C)

〇再生可能エネルギー発電促進賦課金:1.40円×755 kWh= 1,057円(D)

〇国の特別措置による値引き額:-3.50円×755 kWh= -2,642.5円(E)

 よって、電気代:(A)+(B)+(C)+(D)+(E)= 25,386円

所感

・我が家の1月分支払い(電力消費量:755kWh)の電気代で試算したところ、「太陽光発電+蓄電池」があると、それらが両方ない時に比べ、電気代を14,000円以上削減(11,338円-25,386円)することができました。

・「太陽光発電+蓄電池」での電気代削減効果は、蓄電池を設置した後の昨年の8月支払い分から今回の1月支払い分までで、今回が一番大きくなりました。

・この時期は暖房器具の使用が増えたことなどから電力消費量が増えました。そのため「仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合」には、電力量料金単価が高い昼時間(8時~22時)の買電がものすごく多くなってしまいますが、「太陽光発電+蓄電池」の効果(※)のおかげで、昼時間(8時~22時)の買電を減らすことができ、電気代削減効果が大きくなりました

(※)自家消費の増加や単価が安い夜時間(22時~8時)の買電による蓄電池への充電などの効果です。

時間帯別電灯の電力料金プランは、夜時間の電力量料金単価は一定だけど、昼時間は買電量が多くなればなるほど、電力量料金単価が上がっていくので、特に電力消費が多くなるこの時期は、「太陽光発電+蓄電池」の効果で昼時間の買電量を減らせることは、電気代の節約に大きくつながるのね。

電気代の節約のほかにも様々ある蓄電池の魅力は、以前のブログ(「蓄電池設置後の感想 ~蓄電池をつけてよかったと感じた点~」)を読んでくださいね。

・今年1月分の支払いについては、昨年1月分(蓄電池はまだ設置してなく、太陽光発電のみの状況)の支払いと比べても8,000円以上削減(11,338円-19,785円)することができました。引き続き「燃料費調整額」( -2,779.80円)及び「国の特別措置による値引き」( -1,582円)での減額があった(両者合計で4,360円程度減額)ということもありましたが、それらの要因を差し引いたとしても、蓄電池導入の効果は、やはり太陽光発電だけの時よりもずっと大きいです。

〇今期間(12/11~1/10)の買電は、1日平均にして14.2kWh程度であり、前期間(11/11~12/10)は8.9kWh程度であったのに比べると、かなり増えました発電量は前期間平均(16.9kWh/日)と今期間平均(16.6kWh/日)とでさほど変わりませんでしたが、電力消費量は圧倒的に増えた(前期間平均:18.8kWh/日 → 今期間平均:24.4kWh/日)からです。消費量の増加は、前期間に比べ暖房器具の使用頻度が増えたことが理由と考えられます。

〇昼時間(8時~22時)の買電は、80 kWhを超すと電気料金の単価が一気に上がってしまう(33.98円 → 41.96円)ため、1か月の期間で昼時間(8時~22時)の買電を80 kWh以内に抑えることを目標にしています。今期間(12/11~1/10)の昼時間は67 kWhの買電でしたので、目標を達成できました。電力消費量は今期間中755kWhとなり、前期間(11/11~12/10)は563kWhであったのに比べるとかなり増えましたが、昼時間の買電量67kWhとなり、前期間の73kWhから少し減りました

〇一方で、夜時間(22時~8時)の買電量385 kWhとなり、前期間の202kWhから大幅増加となりました。これは、夜中に「買電による蓄電池への充電」が多く行われたことが主な要因です。冬は発電量が少ない一方で暖房器具の使用などで電力消費量が多くなっている状況から「太陽光発電による蓄電池への充電」では足りないとAIが判断し、夜中の「買電による蓄電池への充電」(=夜時間の安い電力での充電)が多くなったものと考えられます。

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<参考> 蓄電池設置後、半年間の月別データ

蓄電池設置後、昨年8月支払い分から今年1月支払い分までの半年間のデータです。電気代は、11月(10/11-11/10)支払い分 が一番安く1月分 (12/11-1/10)支払い分が一番高くなりました。

以下の表の各項目の補足説明は、上記した表(1月支払い分データ)の脚注(補足説明)をご参照ください。

(単位:kWh、円)

発電(a)売電(b)買電
(c)
消費(d)充電(e)放電(f)電気代
当年
<参考>
電気代
前年
8月分 (7/11-
8/10)
861 kWh190 kWh (182 kWh)234 kWh
(計247、 昼59、 夜188)
753 kWh311 kWh327 kWh5,814円
(買電:247kWh)
14,805円
(買電:559kWh)
9月分
(8/11-
9/10)
742 kWh114 kWh (108 kWh)327 kWh
(計342、 昼83、 夜259)
818 kWh301 kWh326 kWh8,077円
(買電:342kWh)
14,236円
(買電:493kWh)
10月分(9/11-10/10)628 kWh151 kWh (144 kWh)277 kWh
(計289、 昼70、 夜219)
619 kWh271 kWh279 kWh7,576円
(買電:289kWh)
11,671円
(買電:441kWh)
11月分 (10/11-11/10)741 kWh285 kWh (276 kWh)108 kWh
(計113、昼52、夜61)
450 kWh240 kWh249 kWh2,582円
(買電:113kWh)
12,108円
(買電:455kWh)
12月分 (11/11-12/10)508 kWh105 kWh (102 kWh)266 kWh
(計275、昼73、夜202)
563 kWh266 kWh259 kWh7,528円
(買電:275kWh)
15,933円
(買電:507kWh)
1月分 (12/11-1/10)515 kWh90 kWh (87 kWh)439 kWh
(計452、昼67、夜385)
755 kWh343 kWh339 kWh11,338円
(買電:452kWh)
19,785円
(買電:631kWh)
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