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蓄電池の稼働実績と電気代の節約効果(11月支払い分)

蓄電池の稼働実績
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11月中旬頃から東京でも最低気温は10℃を下回るようになり、紅葉も始まりました。我が家では暖房器具を使い始めました。

さて、今回のブログでは、11月支払い分(10/11~11/10)の蓄電池の稼働実績と電気代の節約実績について書きます。この期間はエアコンも暖房器具も使わなかった時期なので、電気代をどのくらい抑えられていたか、興味をもって「ご利用明細」を確認しました!

今回のブログを読むと、11月支払い分(10/11~11/10)について、「蓄電池設置後の稼働実績」「電気代をどのくらい削減できたか」、「仮に、太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合と比べた電気代の差」が分かるワン。驚きの電気代にビックリしたワン

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太陽光発電と蓄電池の稼働実績、電気代の昨年との比較(2023年11月分)

室内モニターのデータから集計しました。電気代の支払い期間(前月11日~当月10日)に揃えて集計しました。電気代の「売電」と「買電」におけるカッコ内の数字は、モニターのデータではなく、東京電力の「ご利用明細」の数値となります(両者の数値に多少ズレが出ています)。

(単位:kWh、円)

発電(a)売電(b)買電
(c)
消費(d)充電(e)放電(f)電気代
(当年)
<参考>
電気代
(前年)
11月分 (10/11-11/10)741 kWh285 kWh (276 kWh)108 kWh (計113、昼52、夜61)450 kWh240 kWh249 kWh2,582円
(買電:113kWh)
12,108円
(買電:455kWh)

※前年時点は、蓄電池はまだ設置してなく、太陽光発電のみの状況

<補足説明>

・蓄電池の蓄電容量:12.8kWh(実効容量:11.9kWh)、太陽光パネル設置容量:6.3kW

運転モードや各種設定は、以前のブログ(「蓄電池の運転モードと各種設定」)をご覧ください。

・「買電(c)」…蓄電池への充電のための買電が含まれる。カッコ内は東京電力の「ご利用明細」の数値

・「消費(d)」…蓄電池への充電はその時点では消費とはならず、蓄電池から放電して電力を利用した時点ではじめて消費となる。

・「充電(e)」…買電による充電と太陽光発電による充電の合計

電気代は、売電分(1kWh=8.5円)を差し引いた実質的な電気代

・昨年は蓄電池は無く東京電力の「再エネおあずかりプラン」に加入した状態で、今年は蓄電池を設置し当プランを解約した状態

「11月の実際の電気代」と「仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合の電気代」の差異

11月の実際の電気代

11月の実際の電気代は、以下のとおりです。

〇基本料金:2,292.4円(A)

〇電力量料金単価部分:(買電:113kWh(昼52kWh、夜61kWh))

  (昼時間:8時~22時、夜時間:22時~8時)

昼時間(~80kWh):33.98円×52kWh= 1,766.96円

昼時間(81kWh~200kWh):41.96円×0kWh= 0円

昼時間(201kWh~):46.91円×0kWh= 0円

夜時間:29.19円×61 kWh= 1,780.59円

電力量料金単価部分の合計:3,547.55円(B)

〇燃料費調整額:-5.97円×113 kWh = -674.61円(C)

〇再生可能エネルギー発電促進賦課金:1.40円×113 kWh= 158円(D)

〇国の特別措置による値引き額:-3.50円×113 kWh= -395円(E)

 (A)+(B)+(C)+(D)+(E)= 4,928円(F)

———————————-

〇売電収入:8.5円×276kWh=2,346円(G)

よって、実質的な電気代((F)-(G)):4,928円-2,346円=2,582円

以下は、実際の「ご利用明細」の画面の抜粋です

<電気料金(支払い)>

<売電収入>

仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合の電気代

上の表のとおり、11月消費電力量は、

450kWh

です。太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合、この450kWhの消費電力をすべて買電でまかなうことになります。

我が家のこれまでの消費実績から、「昼時間:夜時間」の電気使用量の割合を「2:1」とすると、

昼時間:300kWh

夜時間:150kWh

の消費電力量となります。

この前提において「仮に太陽光発電、蓄電池ともに設置していなかった場合の電気代」は、以下のとおりになります。

〇基本料金:2,292.4円(A)

〇電力量料金単価部分:(買電:450kWh(昼300kWh、夜150kWh を前提とした))

昼時間(~80kWh):33.98円×80kWh= 2,718.4円

昼時間(81kWh~200kWh):41.96円×120kWh= 5,035.2円

昼時間(201kWh~):46.91円×100kWh= 4,691円

夜時間:29.19円×150kWh= 4,378.5円

電力量料金単価部分の合計:16,823.1円(B)

〇燃料費調整額:-5.97円×450 kWh = -2,686.5円(C)

〇再生可能エネルギー発電促進賦課金:1.40円×450 kWh= 630円(D)

〇国の特別措置による値引き額:-3.50円×450 kWh= -1,575円(E)

 よって、電気代:(A)+(B)+(C)+(D)+(E)= 15,484円

所感

・我が家の11月分(電力消費量:450kWh)の電気代で試算したところ、「太陽光発電+蓄電池」があると、それらが両方ない時に比べ、電気代を12,000円以上削減することができました。

太陽光発電と蓄電池がセットであると、太陽光で発電した電力をたくさん自家消費することができるので、電力会社から購入する電力をすっごく減らすことができるのね。

・今年11月分の支払いについては、昨年11月分(蓄電池はまだ設置してなく、太陽光発電のみの状況)の支払いと比べても9,000円以上削減することができました。引き続き「燃料費調整額」及び「国の特別措置による値引き」での減額があった(両者合計で1,070円程度減額)ということもありましたが、それらの要因を差し引いたとしても、蓄電池導入の効果は、太陽光発電だけの時よりもずっと大きいと感じました。

〇以前のブログ(「蓄電池の1日の動き(典型的な「秋の天気が良い日」の実例編))でもお伝えしたとおり、秋の晴れた日は、発電量は(夏の晴れた日にはやや劣りますが)多く、また夏のようにエアコン(我が家は最大4台)を使用することもないので電力消費量が夏と比べかなり少なくなり、朝まで蓄電量が底を突くことなく、朝になっても蓄電池からの放電により電気をまかなうことができていました。

〇この期間(10/11~11/10)の買電は、1日平均にして3.5kWh程度(金額にすると1日114円程度)で済みました。

(※)「蓄電池からの放電」中や「太陽光発電による充電」中であっても、蓄電池の仕様上0.1kW程度の買電はされますので、その積み重ねで我が家の場合はこれまでの実績では1日最低でも合計2kWhは買電しています。

〇昼時間(8時~22時)の買電は、80 kWhを超すと電気料金の単価が一気に上がってしまう(33.98円 → 41.96円)ため、1か月の期間で昼時間(8時~22時)の買電を80 kWh以内に抑えることを目標にしています。この期間(10/11~11/10)は52 kWhの買電のみで済み、余裕をもって目標を達成できました。1日平均にして昼時間(8時~22時)の買電は1.7kWh程度(金額にすると1日57円程度)に抑えることができました。

〇また、この期間(10/11~11/10)は、思いの外、売電が多く(276 kWh)、このことも実質的な電気代の削減に大きく貢献しました。

暖房器具を使い始めた次回以降(12月支払い分以降)は、11月支払い分のようにはいかない(電気代は増えていく方向)と思います。また実績を整理してお伝えする予定です。

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