ガス床暖房、今年初稼働 ~床暖房の魅力と「節ガス」について~

節電(省エネ)
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先週11月26日の日曜日に、ガス床暖房を今年初稼働させました。

当日の天気予報(気象庁8時予報)では、最高気温が9℃との予報でした。

実際、どんより曇って、日差しが全くなく、とても寒かったです。

そこで、床暖房を使おう、ということになりました。

毎年、床暖房を初めて使う時は、ちゃんと使えるかどうか少し心配になります。

試運転の目的も兼ねて、真冬になる前の早めの稼働です!

以前のブログ(「節電にもつながる暖房器具の用途に応じた使い分け(我が家の実例)」)でも少しご紹介しましたが、今回のブログでは「ガス床暖房」の魅力と「節ガス」方法について書きたいと思います。

今回のブログを読むと、ガス床暖房のメリットやデメリット、そして床暖房を使用するにあたっての「節ガス」の方法が分かるワン。

ガス床暖房の仕組み

まずガス床暖房の仕組みを簡単にお伝えします。

お湯床下の温水パイプを循環して床を暖める。

 温水は、ガスで水を温めて作られる。)

・温水は床を直接暖める(「伝導熱」)と同時に、床からの熱が天井や壁で反射して伝わり部屋全体が暖まる(「輻射熱」)。

メリット

ガス床暖房のメリットは以下のようなものがあります。

・床からの直接の熱で足元はもちろん、部屋全体がじわじわと暖まる

・血流がよくなり健康にいいとされる「頭寒足熱」の状態を作ってくれる。

・風が出ず、マイルドな自然な暖かさを作ってくれる。

・いちど暖まるとオフにしてもしばらく暖かさを持続してくれる。

じゅうたん、電気カーペットが無くて済む

(副次的な効果として、じゅうたんの手入れなどの手間もなくなる。)

床暖房は、足湯みたいに体全体が温まって、とっても心地よいわ。

我が家のリビングルームは床暖房を使っています。フローリングの木の床がそのまま生かせます。暖かさは写真では表現できませんが、足元から体が温まります(以下写真↓)。

デメリット

一方で、ガス床暖房のデメリットは以下のようなものがあります。

暖まるまで時間がかかる。少しずつ暖まって、30分くらいするとそこそこ暖まるといった感じ。

 (起床時などは、タイマー機能を利用することで、この問題を解消可能)

ガス代が高めとなる。

・床の下に温水パイプを通すため、工事が必要(イニシャルコストが高め)となる。新築やリフォームの時に導入するのが効率的

気になるガス代について

我が家の場合、毎年5月~11月頃支払いのガス代は、電気代よりも安いですが、12月~4月頃支払いのガス代は、電気代よりも高くなります。これはガス床暖房とガスファンヒーターを利用しているからです。

夏場と冬場でガス代の差がとても大きいです。床暖房を使う季節(特に1月、2月)はガス代が一気に高くなります。我が家では、夏は5,000円台で済むガス代も、ガス床暖房を使っていると、1月、2月支払い分は、30,000円オーバーとなってしまうこともあります。

夏も冬も毎日お風呂を沸かすということは変わらないのに、夏は5,000円のガス代が冬に30,000円になってしまうということは、ガス床暖房やガスファンヒーターにガス代が多くかかっているということになります。

ガスファンヒーターは11月から使い始め4月頃まで長期間使っていますが、ガス床暖房を使うのは主に12月から2月頃の間です。特に1月、2月支払い分のガス代が極端に高くなることからすると、ガス床暖房にかかるガス代が特に多くを占めていると推測できます。

(我が家は、冬はガスの暖房器具を使う分、エアコン暖房の使用が減るため、その分電気代の削減にはつながっています。)

床暖房を使用するにあたっての「節ガス」の方法

ガス床暖房の良さを知ってしまった以上は、我が家では使うのをやめるという選択肢はなく、ガス代がかかるのを承知で利用しています。そうした中で少しでも「節ガス」するためにどうすればよいか、ということを書きたいと思います。

我が家での取り組み

毎日使わない

毎日使うことをせず、本当に寒い日だけ使うということです。外の気温が低くても、窓から太陽の日差しが入る日は、日中は結構部屋が暖かくなるので、床暖房は登場させなくても大丈夫なことが多いです。ですので、窓から太陽の日差しが入らないような、曇りや雨の日に主に利用するようにしています(そういった日は最高気温が10℃にいかないような日が多く、本当に家の中が冷え込みますので)。

また家にいる時間が長い日に使うようにしています。いちど床暖房をつけてせっかく時間をかけて暖めたのに、出かけるからといってすぐに消してしまうのはもったいないからです。あまり家にいない日はガスファンヒーターの使用だけで十分です。

部屋を限定する

家のエリア毎に床暖房をオンオフできるスイッチがあるので、床暖房をオンにする範囲を決められます。我が家はほんんどの部屋で床暖房を利用することができますが、実際に利用するのは、家族団らんの場であるリビングルームだけにすることが多いです。

(それならば、そもそもリビングルームだけに床暖房を設置すればイニシャルコストを抑えられた、ということになりますが・・・)

一般的な節ガス方法

ガス床暖房の上手な使い方について、以下の「東京ガス」のホームページに詳細が書かれています。

ガス温水床暖房の活用方法|ガス温水床暖房|東京ガス
東京ガスのガス温水床暖房「NOOK」のご利用者インタビューをご紹介します。

つけたり消したりしない。

(せっかくいちどつけた床暖房の運転スイッチを切ってしまうと、冬の空気にさらされてお湯が温度を失うため、つけたり消したりしない方が節ガスになります。)

タイマーを利用してオンオフする。

(無駄にガスを使わないように、例えば起床の30分前にタイマーでオンとし、就寝の30分前にタイマーでオフする、など)

早めに消す。

(床暖房は消してもしばらく暖かさが続くので、早めに消します。)

じゅうたん、カーペットを敷かない。

(床にカーペットなどを敷かない方が部屋が暖まりやすくなります。)

ガス会社の割引料金プランに入る(※)。

(※)我が家は、お得な料金プラン『「暖らんプラン」+「エコ割」』です。ガス床暖房を使用して、かつ、エコジョーズ(省エネ高効率給湯器)を使用すると加入できるプランです。一般料金よりも8%おトクと試算されています。

以下の「東京ガス」のホームページに詳細が書かれています。

暖らんぷらん|東京ガス
東京ガスのおトクなガス料金メニュー 暖らんぷらん(家庭用ガス温水床暖房契約)のご紹介です。床暖房は床だけでなく、お部屋全体がぽっかぽか。「暖らんぷらん」なら、床暖房(ガス温水床暖房)シーズンの冬期のガス料金がお得に!

まとめ

ガス床暖房は、ガス代がかかりますが、そんなデメリットがあっても、とても魅力的な暖房器具と感じています。

うまく「節ガス」し、割引料金プランなどを活用していけば、冬場の寒さを乗り越える強い味方です。

既存住宅に新たに設置する場合には、他の暖房器具よりも設置費用が高くなってしまうという面がありますが、新築やリフォームを予定されているご家庭の方などには、プランの一つとして検討される価値がある暖房器具だと思います。

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