
蓄電池を活かすには、まず太陽光パネルを設置していることが大前提ということは分かったけど、太陽光パネルを設置していても蓄電池を活かしきれないケースがあるって本当?

このブログ記事の最後に、参考として、蓄電池によって経済的メリットをちゃんと出せるかどうかを判定する「セルフチェックリスト」も掲載したので、ご参考にしてくださいだワン。
おしえて!ウチには蓄電池が必要?

蓄電池って、どんな家庭に向いているの?

またもやいい質問ね。うーん。でもひとことで言うのは難しいわ。

「災害(停電)対策をしたい」とか、「環境のために電気を自給自足してCO2を削減したい」とか?!

うん。それも正解。そのような家庭のニーズや価値観は大事だね。

やったね🐾

でもね。一番大事なことは、蓄電池をしっかり活かしきれるかどうかってこと!蓄電池は高価なものだから。
「宝の持ち腐れにならない家庭」に向いている、というのが、私が考える一番の正解だよ。

「宝の持ち腐れにならない家庭」って何よ。意味がわからニャい。

「第1話 蓄電池の役割・導入の目的」で話したけど、蓄電池の最大の魅力は「太陽光で発電して余った電気を蓄電池にためることで、電気をムダなく有効に使える」ってことだわ。

それで?

つまり、もし余った電気がなければ蓄電池にためる電気もないんだから、「宝の持ち腐れ」になっちゃうってこと。
すでに太陽光パネルをつけている家庭の場合

そうか、わかった💡すでに家に太陽光パネルをつけている家庭は、まずは余っている電気(つまり売電)があるかどうかを確認すべきってことね。
たとえば、1日に20kWh(キロワットアワー)発電して、そのうち12 kWhを自分の家でその場でリアルタイムで自家消費したなら、引き算すると8 kWhは余った(売電した)ことになるから、それを(売電の代わりに)蓄電池にためられるってことね。

ご名算!そう、ある程度(蓄電池にちょうど満タンに貯められるくらいがベスト)の余剰電力(売電)があることが、蓄電池の導入が向いているご家庭ってこと。
あと、もう一つ。せっかく蓄電池に電気を貯めたとしても、貯めた電気を日常生活の中で使わないと、せっかくの蓄電池の意味がなくなってしまう。
なぜって、蓄電池に貯められる電気の量は限りがあるから、貯めた電気を使わないと、例えば次に日にせっかく電気が余っても(余剰電力があっても)貯められなくなってしまい(結局売電となってしまい)、この場合も結局「宝の持ち腐れ」ということになってしまう。
だから、毎日の生活で『「貯めて⇒使って」、また次の日に「貯めて⇒使って」』というように、ある程度(家族人数が多いなど)日常的に多くの電気を消費するご家庭ほど蓄電池導入のメリット(特に電気代削減効果)は大きくなるということも言えるわ。

蓄電池の導入が向いているのは、ざっくり言うと、余剰電力(売電)がある程度あって、電気の使用量も多めの家庭ってことね。

そのとおり!
蓄電池は、太陽光発電して余った電気を貯金箱のようにためておいて、あとで「自分で使う」ための頼れる相棒ね。自家消費の量も増えるから、節約になるってこと。今後さらに電気代が上がって振り回される心配も軽減されるね。

でもさあ。季節によっても、天気の良い日、悪い日によっても、余剰電力ってまちまちだよね。

そうよ。余剰電力は、多い日もあれば、ゼロの日もある。だから、単純に「一年を通しての1日平均実績」で考えればいいと思う。
太陽光パネルと蓄電池をこれから一緒のタイミングで導入しようと思っている家庭の場合

ところでさ。太陽光パネルと蓄電池をこれから一緒のタイミングで導入しようと思っているご家庭はどう考えればいいの?
そもそも実際に太陽光パネルをつけて生活してみないと、余剰電力がどのくらいになるかわからないよね。

たしかにそうよね。
まず自宅の屋根にどのくらいの太陽光パネル(容量)を置くことができて、その前提でどのくらい発電しそうか予測する。その上で、それまでの自宅の電気の消費量実績を踏まえ余剰電力がどれくらい発生しそうか予測する。ある程度の余剰電力が発生する見込みであれば、蓄電池を活かすことができるので、余剰電力の量に見合った大きさ(容量)の蓄電池を検討するって感じかな。

ちゃんとシミュレーションしないと、蓄電池をつけたほうがいいかどうか判断できないね。

そう。手抜きすると、あとで「こんなこととは思わなかった・・・・」と後悔するかも。
自分でシミュレーションできれば一番いいけど、販売業者さんにシミュレーションをお願いすることもできるわ。

ニャッとく(納得)!
余剰電力が多い家庭って、どんな家庭なの?

余剰電力が多くなる家庭って、どんなご家庭かわかるかな?

昼間に家族みんなが仕事や学校に行って、出払っちゃう家!

正解!昼間に家に人がいなければ、昼間に太陽光で発電した電気を蓄電池にたくさんためることができて、夕方以降家族みんなが帰宅してから、昼間に蓄電池にためた電気を使えるので、夜の電気を節約できるね。

昼間に家族がたくさん家にいる家庭はたしかに昼間の電気の消費量が多くなるけど、太陽光パネルをたくさん屋根にのせていれば、余剰電力はある程度発生しそうね?

そのとおりだね。
たとえば、二世帯住宅で、おじいちゃんおばあちゃんも一緒に6人一つ屋根の下に暮らしている大家族なんかは、もちろん電気もたくさん使うけど、二世帯住宅であれば屋根も大きいので、たくさんの太陽光パネルをつけられる(=たくさん発電できる)と思うよ。

これまでの話をまとめると・・・
蓄電池を活かすには、まずはある程度の太陽光発電の余剰電力があることで、それは昼間は家族みんな外出しているといったライフスタイルだったり、屋根が大きくてたくさんの容量の太陽光パネルをつけている(=たくさん発電できる)だったり・・・ということね。
もともと電気の使用量が多めの家庭ほどメリット(電気代削減効果)も大きいってこともポイントね。

あらっ。わたしが最後にまとめようと思っていたのに、先に言われちゃった。
あと蓄電池が向いているご家庭といえば・・・、卒FITした(太陽光パネルを設置してから10年経過した)ご家庭は、売電単価が下がるので、蓄電池の導入によって自家消費を増やすことで、よりメリットが大きくなるわ。
ライフスタイルとは関係ないけど、補助金がたくさんもらえる自治体に住んでいるご家庭も費用面で導入しやすくなるので、検討の価値ありね。

うんうん。今日教わったこと、しっかり調べニャきゃ!
(参考)蓄電池が向いている家庭かどうかのセルフチェックリスト
蓄電池が向いている家庭かどうかを判定するセルフチェックリストを作成してみました。経済的メリットでの観点に絞っています。
① 電気料金・使用状況
☑ 月々の電気代が高い。
(冬や夏は月額10,000円を超えてしまうことも珍しくない。)
☑ 特に夜の電気使用が多い。
(日中に余った電気を蓄電池に貯めて、夜に使いたい!)
② 太陽光発電との関係
☑ 太陽光パネルを設置済み、または設置予定である。
(太陽光パネルの存在は蓄電池を活かすための大前提)
☑ 卒FITを迎えた、または間もなく迎える。
(卒FITすると売電単価が下がってしまうため、電気の「自家消費」を増やすことが電気代節約のポイント!)
☑ 余剰電力(売電)がある程度発生している。
(蓄電池に電気を貯める必要があるため、これは必須条件)
③ 補助金の有無
☑ 「国」、「都道府県」、「区市町村」の補助金制度がある。
(補助金を利用できれば、設置費用は実質的に減額となる。)
✅上記の経済的メリットでの観点に加え、あとはやはり蓄電池の重要な役割である「どれだけ災害(停電)に備えたいか」ということに対するご家庭の考えが大切!
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次回のテーマは、蓄電池の種類、についてです。

