「再エネ企業応援プラン」とは何か?

再エネおあずかりプラン
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このブログのアイキャッチ(この記事に入る時の表示画像)は、野球ボールの写真です。

実はこのボールは、株式会社西武ライオンズから我が家に届いたボールです。

西武ライオンズのファンクラブに入っているわけではありません。

なぜこのボールが我が家に届いたのでしょうか。

今回のブログを読めば、我が家に野球ボールが届いた理由である「再エネ企業応援プラン」とは何か?いうことが分かるだワン。

「再エネ企業応援プラン」とは

「再エネ企業応援プラン」は、東京電力エナジーパートナー株式会社(TEPCO)が、卒FITしたご家庭(太陽光発電を設置後10年経過した家庭)に提供するサービスです。

太陽光発電の余った電力(余剰電力)をCO2削減等の環境活動に取り組む企業に届けることができるプランです(=それが「応援」という所以です)。「届ける」というのは、家庭から企業に直接電力が流れていくというわけではなく、家庭の余剰電力を、仮想的にTEPCOを通して「環境価値」として企業に届けるというものです(企業がTEPCOから「環境価値」のある電力として買い取る形になります)。

その見返りとして、ご家庭に、企業からお礼の品が届きます。

そうです。写真の野球ボールは、我が家の余剰電力(=環境価値)を、我が家が応援する「株式会社西武ライオンズ」に提供したことに対するお礼の品なのです。

当プランに加入しても、売電収入(1kWhあたり8.5円)はそのままです。売電収入がなくなってしまうということはありません。

我が家で太陽光発電した電力の使い道

我が家は、卒FIT後2年半経過した後に蓄電池を設置しましたが、それでも太陽光発電した電力は多少余ります。「再エネ企業応援プラン」に加入して、(微量ではありますが)余剰電力を応援する企業に届けています。

<我が家で太陽光発電した電力の使い道>

①家庭(家電製品など)の電力としてその場でリアルタイムに使う。

②余った電力は蓄電池に貯める(太陽光で発電していない時間帯に蓄電池から電力を放電して利用するために貯めておく)。

③それでも余った電力は電力会社(TEPCO)に「売電」する。

「再エネ企業応援プラン」に加入していることにより、売電した電力(③の電力)は「応援する企業」に仮想的に(※1)届けられる。

(※1)企業がTEPCOから「環境価値」という形で買い取ります。

繰り返しですが、「再エネ企業応援プラン」に入ると売電収入がなくなるわけではありません。売電収入はそのままですので、当プランへの加入によるデメリットはありません。卒FITし、TEPCOの買取プラン(再エネ買取標準プラン、再エネおあずかりプラン(※2))に加入しているご家庭であれば、それに加える形で加入できます。加入費も無料です。

(※2)「再エネおあずかりプラン」の詳細については、以前のブログ「卒FIT直後に行った唯一のこと ~我が家が加入した東京電力の「再エネおあずかりプラン」の解説~」をご参照ください。

どこの企業を応援できるか

応援できる企業(=余剰電力を仮想的に提供できる先の企業)は、現在(2024年11月10日時点)、6社です。それらの企業の中から1社選べます。

以下の東京電力エナジーパートナー株式会社(TEPCO)のホームページをご参照ください。

応援できる企業の一覧|再エネプラン|東京電力エナジーパートナー株式会社
再エネ企業応援プラン応援できる企業の一覧

<応援できる企業(※3)>

・株式会社ロッテ

・日本生命保険相互会社

・京浜急行電鉄株式会社

・東京地下鉄株式会社(東京メトロ)

・慶應義塾

・株式会社西武ライオンズ

(※3)現時点(2024年11月10日時点)、どの企業も募集期間の区切りは「2025年3月まで」となっています。年に1回「感謝の気持ち」の品が届きます。

我が家が選んだ応援する企業

我が家は、株式会社西武ライオンズを選びました。

同社は、ホーム球場であるベルーナドームで開催するプロ野球の公式戦やコンサート等のイベントで使用する電力相当量分のCO2の排出量を実質ゼロにすることを目指しています。

その助けとして、我が家の余剰電力(ほんのわずかですが)を株式会社西武ライオンズに届けたことのお礼として、野球ボールが届いたわけです。

(↓ 実際の写真です。ボールの下にあるのは、2022年シーズンまで使用していたベルーナドームの人工芝とのことです。)

選手が練習で使い古したボールを捨てないで、(喜ぶであろう野球ファンなどをターゲットに?!)お礼としてプレゼントする、というアイデアは環境活動としても理にかなっていると言えます。

我が家にとっても、「お店では買うことのできない埼玉西武ライオンズの選手が実際に使用した練習球をお礼としてもらえ、野球ファンとしては嬉しい」のと、「世の中の環境活動に少しでも貢献できたという満足感が得られた」というわけです。

西武ライオンズの人気選手の源田選手や外崎選手が守備練習などで手にしたボールかもしれないと思うと、今自分の手元にあることに、少し不思議な気持ちになるわ。野球選手はこういうボールを使っているんだ、ということもボールを握ってみて実感できたわ。

TEPCOの「再エネ企業応援プラン」のサイトにログインし、応援実績を確認することができます。以下の画像は、我が家のこれまでの応援実績(=余剰電力(売電量)の実績)です

以下の株式会社西武ライオンズのホームページをご参照ください。

約800トンのCO2を実質ゼロへ、ベルーナドームの電力を再生可能エネルギー化!コーポレートサイト内のサステナビリティアクションページもリニューアル | 埼玉西武ライオンズ
埼玉西武ライオンズ | プロ野球・埼玉西武ライオンズオフィシャルサイトです。試合や選手はもちろん、チケットやイベント、ファンクラブに至るまで球団オフィシャルならではの公式情報をファンのみなさまに提供します。

まとめ

地球温暖化防止等のため、CO2の削減に向けて、企業活動において一定の対応が求められています。

「再エネ企業応援プラン」は、家庭の余剰電力(=環境価値)を、それを求めている企業に提供するプランです。

一家庭として企業の手助けをすることができ、その見返りとしてお礼の品がもらえ、環境活動に貢献できたという満足感も得られるわけですから、お互いウィンウィンの関係となります。

卒FITしたご家庭において、単に余った電力を「売電」するだけではなく、自然環境、地球環境へ配慮した企業の取り組みを応援したと実感できる「再エネ企業応援プラン」は、なかなか面白いサービスであると思いました。

どの企業を応援するのか選ぶのも楽しいものです。今後選べる企業のラインナップも増えると思いますので、毎年応援する企業を吟味(取り組みやお礼の品など)し、いろいろ変えてみたいと思っています。

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