地震や台風などの災害による停電への備えとして「太陽光だけで十分なのか?」、「蓄電池まで備えた方がよいか?」と迷われているご家庭もあると思います。また、そもそも「太陽光発電だけ」と「太陽光発電+蓄電池」において、それぞれ停電時に電気をどこまで使うことができるのか理解できていないというご家庭もあると思います。
実は、「太陽光発電だけ」と「太陽光発電+蓄電池」では、停電時における「初動対応」や「普段に近い生活を維持できる度合い」が大きく異なってきます。

今回のブログ記事では、太陽光発電に加え、蓄電池があることによって、停電対策(安心感)が格段とアップすることについて、具体的に説明するだワン。

太陽光パネルや蓄電池を購入する主な目的は、大きく「電気代の節約」と「災害時(停電時)の対策」の2点と言われています。「電気代の節約」の方にどうしても目が行きがちですが、今回は停電時の効果にスポットを当てたいと思います。

「太陽光発電だけ」とするか、「太陽光発電+蓄電池」とするか、については、各ご家庭での設置にあたっての『目的』や『何を重視するか』次第だと思います。ですので、一律何が正解ということではありません。

今回のブログ記事では、蓄電池の導入検討時において、災害時(停電時)対策の考え方(どこまで普段通りの生活を維持したいかなど)を踏まえて判断する際のお役に立てば幸いです。
停電が起きた瞬間、「太陽光発電だけ」ではどうなる?
太陽光発電は、晴れている昼間であれば電気を作れる心強い設備です。しかし、「太陽光発電だけ」の場合、停電時には次のような限界があります(昼間の最低限の電力確保にとどまる)。
夜間の停電には対応できない
太陽光発電は太陽が出ていないと発電できません。
そのため、夜間の停電では、照明も冷蔵庫もスマホ充電もできず、完全に「無電力」状態になります。
蓄電池がなければ、昼に余った太陽光発電を蓄電できないため、停電になると夜は電気が使えません。(夜も稼働させておく必要のある)冷蔵庫も止まってしまいます。
昼間でも使える電気は限定される
太陽光発電は、停電時に手動で「自立運転モード」に切り替える必要があります。
自立運転モードでは、
●専用コンセントのみでの使用となり、家の中のどこでも電気を使えるわけではありません。
●最大出力は1.5kW(=1,500W)(※)であるため、同時に使える家電は限られます。エアコン、IHなどは基本的に使えず、最低限の家電しか動かせません。
(※)「kW(キロワット)」や「W(ワット)」は、電力の瞬間的な強さを表す数値です。電力会社のHPを見たところ、冷蔵庫(450ℓ)は250W、ドライヤーで1200W程度の消費電力となります。
「太陽光発電+蓄電池」なら、停電しても「普段に近い生活」が続く
太陽光発電に蓄電池が加わると(=「太陽光発電+蓄電池」の場合)、停電時でも「普段に近い生活」ができます(もちろん蓄電池に貯めている電力がある限りです)。
停電した瞬間から電気が使える
大きな強みとして、「全負荷型でハイブリッド型」の蓄電池であれば、蓄電池は停電と同時に自動で切り替わり、停電がたとえ夜に発生したとしても、家中の照明、冷蔵庫、エアコン、テレビ、Wi-Fiなどがそのまま動き続けます。
夜間の停電でも、蓄電池の電力残量がある間は、電気を使うことができますので、その間に、照明を付けて停電が長引くことを想定した諸々の準備ができます(取り急ぎお風呂を沸かしたりしておくなど・・・)。
家中に電気を供給でき、高出力の機種なら安心度アップ
「全負荷型でハイブリッド型」の蓄電池であれば、最大出力が大きいため(我が家の蓄電池は6.0kWまで使用可)、同時にたくさん電気を使えます。また、太陽光発電で余った電力は蓄電池に貯めることができ、その電力を夜に蓄電池からの放電により使うことができます。
つまり、蓄電池に蓄電容量が残っている限りは、普段の生活と同様に電気を使用できる、というわけです。
「全負荷型でハイブリッド型」の蓄電池があれば、
〇家の中のどこでも電気を使えます。
〇冷蔵庫、照明、スマホ充電、テレビ、Wi-Fiなど、複数の家電を同時に使用できます。
最大出力が大きい機種では、エアコンやIHの使用も可能です。
⇒災害時のいわゆる「自宅避難」にも非常に有効です。
「昼は太陽光で発電 → 蓄電池に充電 → 夜に使用」で、停電の長期化に対応
太陽光発電に加え、蓄電池があれば、停電が長期化しても、天気がよければ、日中に蓄電池に電力を貯め、夜に使用することができるため、電気の自給自足で災害対策の効果が大きいです(昼夜のサイクルで電気を自給自足)。
「太陽光発電+蓄電池」=「停電時に電気を使える時間や同時に使える電力量が増える」ため、情報収集、寒さ対策、熱中症対策、冷蔵庫の長時間維持など、電気が使える間に各種停電対策を行うことができます。「電気が全く使えなくなるのか」、「普段と同様に使える時間があるのか」だけでも、停電時における生活の質が大きく違ってきます。
実際、災害時に、長時間停電が続いた事例もありました(※)。
(※)以下の「スマートブルー株式会社」の「エネマネX」サイトに、「災害時の太陽光発電と蓄電池の役割」や「過去に自然災害によって長期停電が発生した事例」や「停電時における太陽光発電や蓄電池の使い方や注意点」をまとめた記事があり、災害時の備えとして太陽光発電や蓄電池を検討する上で参考になります。

まとめ ~「太陽光発電+蓄電池」で停電に強い家に~
〇太陽光発電だけでは、停電時の効果は限定的ですが(使える電力は限られますが)、加えて蓄電池があれば、電気を使える時間も、同時に使える電力量も大幅に増え、災害対策としての効果は抜群です。
〇つまり、「太陽光発電+蓄電池」なら、蓄電池に電力がある限りは、停電しても普段に近い生活を維持でき、安心感も大きく変わります。
〇停電時の「初動対応」とその後の「生活の質」を守りたいなら、蓄電池は非常に価値の高い備えとなります。「使う機会は少ないかもしれないが、いざという時に大きな力を発揮する保険」のようなものです。
〇停電時の「生活の質」の違いを比較表でまとめると以下のとおりです。
| 比較項目 | 太陽光だけ | 太陽光発電+蓄電池 |
| 停電直後(初動対応) | 夜間は無力 | すぐに電気が使える |
| 使える家電 | 自立運転コンセントのみ 同時に多くの家電は使えない | 家全体(全負荷型の場合) 同時に多くの家電を使える(ハイブリッド型の場合) |
| 夜の生活 | 照明なし・冷蔵庫停止 | 普段に近い生活が可能 |
| 長期停電 | 昼間のみ最低限の電気を使用可能 | 昼夜サイクルで電気をある程度自給自足して使用できる |
| 安心感 | 限定的な安心(実際に停電した場合に普段と同じような生活まではできないため、不安は残る) | もしもの災害時の「保険」として日常の安心が得られる。実際に停電した場合もある程度の生活が続けられ、安心 |
〇蓄電池の購入先は様々です。よろしければ、以前掲載した以下のブログをご参照ください。
インターネット販売
大手エネルギーインフラ企業
\140年以上の歴史を持つエネルギー企業。大手ならではの安心・安定で、脱炭素社会・カーボンニュートラルの取り組みにも力を入れています(↓リンク)/
※対象は、関東1都6県(東京都、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、神奈川県)(島しょ部を除く)の方です。
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