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蓄電池の製品選び ~我が家の選び方~

蓄電池の導入まで
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今回は、我が家の蓄電池の製品選びについて書きたいと思います。

今年(2023年)の1月頃に、販売業者さんや製品メーカーさんのホームページを見て、「どういうタイプで、どういうスペックの蓄電池がいいのか」考えたのと並行して、「分からないことや、これがいいかなと思ったいくつかの蓄電池製品の特徴を業者さんに質問」するなどして、製品の比較検討を行いました。価格面については、業者さんからの見積り金額の回答のほか、インターネットサイト上に価格を載せている業者さんもいるので、それも参考にしました。

今回のブログを読むと、蓄電池の製品選びのポイントが分かるワン。後悔しないようにしっかり検討したいワン。

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我が家の蓄電池設置の目的を踏まえた判断ポイントの大前提

メーカー

こだわりはなし。

タイプ(種類)

「全負荷型でハイブリッド型」の中から選ぶことにしました。

(蓄電池のタイプ(種類)については、以前のブログ「これだけは知っておくべき蓄電池の種類(タイプ)」をご参照ください。)

簡単にいうと、停電時に電気の利用制約を(他のタイプと比べ)一番受けなくて済むタイプです。「全負荷型でハイブリッド型」を前提とした理由は以下のとおりです。

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・停電時に、できることならなるべく不自由したくない。普段どおり家の中のどこの場所でも電気を使えて、どんな電化製品も使えれば助かる。

・停電時に自動で「自立運転」のモードに切り替わり、何も操作することなく、蓄電池の電気が使えるようになる。

・太陽光発電のパワーコンディショナーをすでに12年以上使っており、「そろそろ性能が衰えている(発電ロスが大きくなった)だろうし、それだけならいいけど、いきなり故障して動かなくなると困るな。交換という点でもちょうどいい時期だな。」と思い、(太陽光発電のパワーコンディショナーを兼ねる)「ハイブリッド型」を選択。

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蓄電容量

以前のブログ「太陽光発電の実績 ~蓄電池の蓄電容量を検討する上での重要な判断材料~」に書いたとおり、これまでの我が家の余剰電力量から判断して、「売電分をすべて蓄電池に貯めたい。」という考えに基づくと、蓄電容量が「11kWh」くらいの蓄電池が妥当なのではないかと判断しました。もちろん設置費用との兼ね合いもありますが、「蓄電容量が最低10kWhくらいある」蓄電池から選ぶことにしました。設置後に電気代の節約効果を効率良く出していくには、いくら設置費用が安かったとしても過小なスペックを選択すべきでないと考えました。

上記のとおり、「全負荷型でハイブリッド型」かつ「蓄電容量が最低10kWhくらいある」を大前提として、まず「これがいいかな」と思った以下の4つの製品を候補として挙げ、比較・検討することにしました。

蓄電池の製品比較・検討

4つの製品の仕様などをメーカーのホームページにて確認しました。下の表のとおり、4製品を我が家がポイントとした(重視した)点で比較すると、特徴としては、「長州産業」と「DMMエナジー」が似ていて、「ニチコン」と「住友電工」が似ている、という調査結果でした。

蓄電池の特徴

(2023年9月30日時点で確認した情報です。蓄電容量順に記載しています。)

 メーカー蓄電容量実効容量自立出力(※1)部材数サイズ(mm) (横×縦×奥行)
設置場所
長州産業9.8kWh8.8kWh4.0kVA複数あり490×741×295
屋内、もしくは、屋外(壁掛けも可能)
② DMMエナジー10.0kWh10.0kWh4.95kVA複数あり670×960×150
屋外
ニチコン12.0 kWh10.2kWh5.9kVA少ない1,060×1,250× 300
屋外
住友電工12.8 kWh11.9kWh6.0 kVA少ない840×1,200×380
屋外

(※1)例えば、自立出力が6kVAだとすると、概して言うと、停電時に6kWの家電製品が同時に使用できるということ。

 メーカー室内モニター(リモコン)特徴
① 長州産業標準装備(モード設定など簡素なもの)(※2)
(モノクロ画面)
壁掛け部材がいくつかあるが、その分一つ一つがコンパクトで屋内設置も可能。
(※2) 標準装備として、スマフォなどWEB上で消費電力、蓄電残量などを確認できる
DMMエナジー別売オプションで、室内モニターも購入可(※3)コンパクトでスリム。蓄電容量と実効容量が変わらない。
(※3) 標準装備として、スマフォなどWEB上で消費電力、蓄電残量などを確認できる。
ニチコン標準装備
(カラー画面)
実効容量、自立出力ともに大きい。製品本体は大きいが、部材は少ない。
住友電工標準装備
(モノクロ画面)
実効容量、自立出力ともに大きい。製品本体は大きいが、部材は少ない。

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[製品名称]

長州産業 蓄電池「スマーPVマルチ CB-LMP98A」

DMMエナジー 蓄電池「4.95-10-DM」

ニチコン 蓄電池「ESS-H2L1」

住友電工 蓄電池「POWER DEPO®H」

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検討結果(選んだ蓄電池)について

甲乙つけがたく、なんども心が揺れ動いた末、住友電工の蓄電池にしました。「POWER DEPO® H」(パワーデポH)という製品です。インターネットサイト上で事前にこの蓄電池のユーザーの口コミ情報を見つけることができなかったのですが、住友電工のホームページの製品情報サイトのほか、蓄電池の販売業者さんのサイトでの製品紹介をみて、我が家に一番合った製品かな、と判断しました。

すっごく迷ったけど、よーく製品の特徴を調べて、最終的には、我が家のニーズを一番満たしていると思った製品に決めたわ。

選んだ理由1:実効容量

最初は価格面をとても重視していて、できるだけ安い方がいいと思っていましたが、検討しているうちに、だんだん蓄電容量が大きい蓄電池がほしいなあと思うようになりました。我が家の余剰電力量を踏まえると、過小なスペックだともったいない気がしたからです。初期費用を安く抑えることばかり考えるのはやめることとし、長い目で見て稼働後の節約効果が上がることを選択しました。

蓄電容量が大きいのは、ニチコンと住友電工です。似た特徴を持つ両製品ですが、「実際に使用できる電気量」である「実効容量」は4製品の中で住友電工が一番大きいです(実効容量:11.9kWh)。通常蓄電容量が大きいほど製品価格は高くなりますが、住友電工の蓄電池はこの大容量にしては1kWhあたりのコストパフォーマンスがいいなあ、と思いました。

選んだ理由2:部材数、外観など物理的な面

蓄電池製品の各部材が一つの大きな箱のようにまとまっている「一体型」なのか、それとも部材はまとまってはいないけど一つ一つの部材が小さくコンパクトである「分離型」なのか、また、蓄電池本体を地面に置くタイプなのか、それとも壁掛けタイプなのか、といったような「物理的な面」(大きさ、部材数、設置位置、それらを踏まえたスペースの制約・外観の印象など)も重視しました。

最初迷ったのですが、最終的には、壁付けの部材(壁にネジなどで取り付ける機器)が多くなるより、設置できるスペースがあれば、蓄電池本体が大きくても一つの本体を地面に置く「一体型」の方がスッキリするかなと判断しました(住友電工はこのタイプ)。本体が大きな箱のようで存在が目立ってしまうということがあるかもしれませんが…(設置後の感想としては、そんなに大きくは感じませんでした。スッキリして良かったです)。

一方で、設置スペースが無かったり、大きな本体に圧迫感を感じたりするよう(外観の印象)であれば、部材が多くなっても部材一つ一つのコンパクトさを優先するということかなと思います。

どちらが優れているということではなく、各々の事情や好み次第ですね。

選んだ理由3:室内モニター(リモコン)の存在

これまで我が家では家でリビングルームにいる時に、太陽光発電の室内モニター(リモコン)画面を普段何気なく見ることで「今日はよく発電しているなあ」というようなことを知ることができたので、蓄電池を設置した後も、リビングルームにモニター画面があるのが望ましいと考えました。

外出時にスマフォで、発電、消費、充放電などの状況をリアルタイムで確認するというニーズは特に我が家ではありません。これも各家庭の好み次第だと思います。

(住友電工の蓄電池のモニターは、画面表示はモノクロで非常にシンプルなモニターでしたが、操作性も問題はありませんし、発電、消費、充放電、買電、売電、蓄電残量などのデータ(履歴データ含む)も最低限の情報は表示されるので、合格点かなという感想です。)

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2024.10.20追記(↓)…2024年10月に住友電工の蓄電池の「スマホモニター」サービスが始まり、発電や電気の使用状況等を、リアルタイムで、どこででも見られるようになりました。

参考記事:「住友電工の蓄電池の「スマホモニター」サービス開始について ~「1時間毎」データから分かること~

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その他、ありがたいと思った機能

製品選びをしている時はあまり気にしていなかったのですが、翌日の天気予報、過去の発電や消費電⼒の実績に基づいて、最適な蓄電量を AI が予測して、夜間の充電量を⾃動でコントロールしてくれる「気象連動 AI」モードは、実際使ってみて、大変便利でした。

翌日の天気予報によって夜間の充電量を調節していくことが電気代の節約につながりますが、それを日々自ら考え、自ら手動で設定するのは面倒なことですので、この「気象連動 AI」モードがあると本当に助かります(「気象連動 AI」モードについては、後日ブログに書きます)。

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我が家の蓄電池の製品名称は、住友電工の「POWER DEPO® H」(パワーデポH)です。

設置後の実際の写真は、後日書く「蓄電池の設置工事日」のブログをご覧ください。

実際に使ってみた感想は、後日ブログに書きます(総じて大変満足しています)。

~まとめ~

〇我が家においては、蓄電池設置の目的の一つが「停電時に、できることならなるべく不自由したくない。普段どおり家の中のどこの場所でも電気を使えて、どんな電化製品も使えれば助かる」という点であったので、蓄電池選びは「全負荷型でハイブリッド型」を大前提とした。蓄電容量については我が家の余剰電力量から判断して「最低10kWhくらいある」蓄電池から選ぶことにした。

〇検討しているうちに、余剰電力を踏まえると過小なスペックだともったいない気がしたため、候補の製品の中から実効容量の大きめの蓄電池に決めた。我が家では、初期費用を安く抑えることばかり考えるのはやめることとし、長い目で見て稼働後の電気代の節約効果が上がることを選択した。そのほか、「物理的な面」(大きさ、部材数、設置位置、それらを踏まえたスペースの制約・外観の印象など)、室内モニター(リモコン)があることを判断基準とした。

〇これらはすべて、各家庭における蓄電池設置の目的、設置スペース等の事情、好みやニーズ次第であって、一律何がいい、というようなことはない。

各ご家庭のニーズや希望をできるだけ満たす製品を選ぶことが大切。なおかつ、費用を安く抑えることができればそれが一番です。一度のサイト登録で複数社から見積りをもらうことのできるサービスもあります(↓)。

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次回は、「蓄電池の販売業者さんとの事前打ち合わせ。工事業者さんによる事前の現地調査」について書きたいと思います。

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