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太陽光発電で余った電気を「自家消費」する方法 ~生活スタイルに合わせて自家消費率を上げる~

蓄電池の導入まで
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卒FIT後は、太陽光発電で余った電気は、「売電」するよりも「自家消費」(※)した方が、電気代の節約ができます。売電単価が、はるかに電力の購入単価より安くなってしまうからです。

(※)「自家消費」:太陽光で発電した電力を自分の家で使用すること

そこで、余った電気はできるだけ売らずに自分で使い切り(=自家消費)、電気代を削減したいところですが、そのためにどういった方法があるのか、まとめました。

今回のブログを読むと、「自家消費」を増やすいろいろな方法が分かるワン。

自家消費に使える代表的な製品

「自家消費」を増やす(=余った電気を自分の生活に使用する)ための代表的な製品を表にしました。

種類自家消費に使える製品製品概要
蓄電池(定置式)蓄電池太陽光発電で余った電気を貯めておくことができる。昼間発電した電気を貯めておいて、他の時間帯(夜や朝)に使う(=自家消費)。家庭の敷地内のスペースに設置する。
蓄電池(移動式)ポータブル蓄電池場所を選ばず、持ち運んで移動して使用できる蓄電池。余剰電力を売電せずにポータブル蓄電池への充電に使えば自家消費できることになる。
電気自動車 関係EV
(Electric Vehicle)
(電気自動車)
ガソリンではなく、電気で走る自動車。自動車のバッテリーに、太陽光発電で余った電気を充電する(=自家消費)ことができる。
PHEV
(プラグインハイブリッド車)(注1)
ガソリンと電気のどちらの動力源でも走ることができる自動車。自動車のバッテリーに、太陽光発電で余った電気を充電する(=自家消費)ことができる。
V2H
(Vehicle to Home)  
「Vehicle to Home(ビークル・トゥー・ホーム)」という名前のとおり、EVやPHEVのバッテリーに貯めた電気を家に供給するため(家の中で使う電力とするため)の製品
※EV又はPHEVを所有していることが前提
給湯器 関係おひさまエコキュート  空気の熱を利用して電気でお湯を沸かす省エネで高効率な給湯器(ヒートポンプ給湯器)。太陽光発電で余った電気を使ってお湯を沸かす(=自家消費)ことができ、タンクにお湯を貯める。
ハイブリッド給湯器ヒートポンプ給湯機(エコキュート)とガス給湯器(エコジョーズ)が組み合わさった給湯器。電気とガスのどちらででもお湯を沸かすことができる。太陽光発電で余った電気を使ってお湯を沸かす(=自家消費)ことができる。タンクに貯めたお湯が足りなくなったらガスで瞬時に沸かす。

(注1)「PHEV(プラグインハイブリッド車)」は、「HV(ハイブリッド車)」とは別物です。ガソリンと電気の2つの動力源を利用するという点では同じですが、HVは、電気は走行時に発電するものであり、外部からの給電はできません。例えば、家のコンセントから充電ケーブルで車とつないで給電することはできないということです。一方、PHEVは外部からの給電ができる車です。

☆PHEVに関しては、別のブログ記事(『「太陽光発電+蓄電池+α」の「α」はPHEVでどうか ~余った電気を無駄なく使い切る~』)もご覧ください。

☆上の表の「自家消費を増やす製品」のうち「蓄電池」や「電気自動車関係」などは、太陽光発電で余った電気を「貯めておいて(=充電しておいて)、後で使う」というような形ですが、日常生活における家事(具体的には「掃除機」や「洗濯機」の使用)を太陽光発電の電気が余っている「晴れた日の日中」に行うことで、「自家消費を増やす製品」を別途買わずとも自家消費を増やせるということになります(もちろん「晴れた日の日中」に都合よく家にいるとは限りませんが・・・)。

各製品の特徴

各製品の特徴をまとめました(夫婦の会話形式)。

蓄電池

「自家消費」を増やす製品として、真っ先に思いつくのは、我が家にも設置した「蓄電池」だわ。

余った電気は、「売電」するのではなく、なるべく蓄電池に貯めて、夜や朝の発電していない時間帯に蓄電池から電気を「放電」して使うのね。

そうすれば、電力会社の高い電気料金で買う電気の量を減らすことができるわ。

我が家の蓄電池の活躍ぶりは以前のブログ「蓄電池設置後の感想 ~蓄電池をつけてよかったと感じた点~」を見てほしいわ。

蓄電池のいいところは、特に日々何も手動操作しなくても、「充電」や「放電」を勝手に行ってくれることかな。何も気にせず、放っておけばいいということ。EVやPHEVのように充電ケーブルの抜き差し作業みたいなこともないわけだし。

停電時においては、「全負荷型でハイブリッド型」の蓄電池であれば、手動操作をすることなく自動で蓄電池から放電してくれるようになるし、蓄電された電気がある限りは普段どおり家の中のどこの場所でも電気を使えて、どんな電化製品も使えるんだ。

蓄電池の「気象連動AIモード」は、天気予報をもとに、毎⽇最適な蓄電量をAIが予測して、夜間の買電による充電電⼒量を⾃動で最適に設定してくれるのよね。だから、蓄電池の設定を日々「自分で考えて、自分で手動変更する必要がない」から、一切手間がかからないわ。マメでない我が家にはピッタリ。

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ポータブル蓄電池

ポータブル蓄電池は、家庭の敷地内のスペースに設置する蓄電池(定置式)に比べて、一般的に蓄電容量は小さめだけど、持ち運んで移動して使えるので、キャンプに持っていったり、屋外での作業に使ったり、もちろん普段使いとして家の中の家電製品に使ったり、災害時のいざという時に非常用電源として備えておいたりすることもできるので、とっても便利だね。価格も定置式の蓄電池に比べれば安いし、基本的には工事が発生しないので、購入のハードルは少し下がるかな。

商品によって、蓄電容量や瞬間最大出力などの性能は様々だし値段も様々なので、しっかり調べて用途に合った商品を選ぶことが大切だわね。

\ポータブル蓄電池を取り扱っている会社さんのサイトです。目的や用途に応じてバッテリー容量など様々な種類の商品から選ぶことができます(↓リンク)

EcoFlow 公式サイトはこちら

EV(電気自動車)

EVは、動力源がすべて電気の自動車だね。EVは、ガソリンではなく電気で走る車なので、ガソリン代が不要となるね。太陽光発電が余っている時にEVに充電できれば、電力会社から電力を購入せずに充電できるのでお得だね。

そうだわね。家で充電できるというのも便利だわ。充電にかかる時間は、ガソリン給油のように短時間ではできないけど。

EVは、蓄電池に比べ蓄電容量(バッテリー)もはるかに大きいよね。V2Hという製品をあわせて導入することで、EVのバッテリーを家の中の電気に使うことができるようになるんだ。ただ、V2Hを使えるEV車種は限定されているので、注意が必要だね。

車を買い替えようと思っているのであれば、検討の価値ありね。ガソリン車に比べてEVは高いので、もっと普及して安く購入できるようになればいいね。排ガスが出ずエコなので、脱炭素を目指す世の中で今後どれだけ普及するかご期待ね。

太陽光で発電した電気を蓄電する時間帯(日中)にEVで出かけてしまうと、太陽光発電での充電がなかなかできないので、せっかく余った電気を活用できないね。毎日一日中車で出かけているようなご家庭では、余った太陽光発電を有効活用するという点ではEVのメリットを生かせなくなってしまうね。

※以下の「東京電力エナジーパートナー株式会社」のサイトが参考になります。

EV DAYS | EVのある暮らしを始めよう
EV DAYS(イーブイ デイズ)は、「EV(電気自動車)を中心とした暮らしの電化」に関する情報をお届けする、東京電力エナジーパートナー株式会社のウェブマガジンです

PHEV(プラグインハイブリッド車)

EVと同様、太陽光発電が余っている時にPHEVに充電できれば、電力会社から電力を購入せずに充電できるのでお得だわね。ガソリンと電気のどちらででも走れる自動車なので、なんか安心だわ。

EVに比べて、蓄電容量(バッテリー)は小さいんだ。完全な電気自動車だと長距離の移動でバッテリー切れが不安という人には合っているかもね。ガソリンでも電気でも走るので、長距離ドライブでも安心だね。

V2Hを使えるPHEV車種も限定されているので、V2Hをあわせて使いたいご家庭はEV同様やっぱり注意が必要だわ。

※以下の「東京電力エナジーパートナー株式会社」のサイトが参考になります。

V2H(Vehicle to Home)  

EV やPHEVのところでもお話したとおり、V2Hというのは、EV やPHEVを”蓄電池”の目的として利用するために必要な製品なんだ。車である以上、「移動」が本来の目的だけど、EV やPHEVに蓄電池の役割も担ってもらう時に使うんだ。余った太陽光発電を車に貯めるだけではなく、V2Hを設置すれば、必要に応じて車から家に電気を供給することができるんだ。

V2Hが無いと電気の流れは「家→車」だけだけど、V2Hがあれば、車で出かけていない時にEVのバッテリーを「車→家」という流れで使えるということなんだ。

V2H自体には電気は貯められないのよね。電気が貯まるのはあくまでもEVのバッテリーで、V2Hはそれを取り出して家で使用出来る形に変換するための機器ということね。EVのバッテリー容量は大きいから災害時には頼りになるね。

もちろん普段の生活でも、昼間に太陽光発電で作った電気をEVやPHEVに貯めて、夜や朝にEVやPHEVから家の中に電気を供給することによって、夜や朝に電力会社から購入する電気の量を抑え、電気代を節約することができるんだ。「車で出かけていない時」というのが前提だけどね。

「自家消費」を増やすという目的であれば、V2Hがなくても、天気が良い日に余った太陽光発電をまめにEVに充電すれば、十分だけど・・・。V2Hがあると、災害時にはもちろん、普段の生活でもうまく使えば電気代の節約が期待できるわね。

それと、V2Hのメリットとして、「普通充電」よりも早い「急速充電」ができるんだ。EVをフル充電するのには時間がかかるので、「急速充電」のニーズは結構ありそうだね。

※以下の「東京電力エナジーパートナー株式会社」のサイトが参考になります。

\V2Hを取り扱っている会社さんのサイトです(↓リンク

【V2H】EV・PHEVカーの充電設備のことならなんでもご相談


おひさまエコキュート

「おひさまエコキュート」は、余った太陽光発電でお湯を沸かしてタンクに貯めてくれるのね。ガス代のカットと電気代の節約になるわね。初期購入費用としても、EVや蓄電池に比べれば手が届きやすいわ。使用人数に応じてタンクの大きさもいろいろあるのね。ガスと違って瞬時にお湯を作ることはできないので、「湯切れ」には注意しなくちゃね。

災害で断水になった際はタンク内のお湯を非常用水として使うこともできるんだ。

ハイブリッド給湯器

おひさまエコキュートと同様、余った太陽光発電でお湯を沸かしてくれるのね。タンクの容量はエコキュートよりも小さいけど、足りない分は、ガスで沸かすので、「湯切れ」は起きないのね。お風呂やシャワーを使う頻度が多いご家庭には安心ね。余った太陽光発電を活用して、ガス代の節約と電気代の節約になるわね。「おひさまエコキュート」と同様、初期購入費用としても、EVや蓄電池に比べれば手が届きやすいわ。

余剰電力を使ってお湯を沸かしたい。でも、お湯を貯める量に制限のあるエコキュートだけだと不安だから、瞬時にお湯を作るガスでも沸かせるようにしたい。そんなご家庭には、ハイブリッド給湯器が合っているかもね。エコキュートに比べ、機器の大きさもコンパクトなので、場所の制限も少ないね。

最後に

「自家消費」を増やすにはいろいろな方法があるけど、自分の家のライフスタイルや余剰電力量などに合った方法を選択するのがよいワン。もちろん、一つの製品を導入するだけでなく、「蓄電池」+「EV」というような組み合わせもできるワン。今回紹介した製品(一部除く)は、現在、国や自治体が省エネ促進のために補助金を手厚く出してくれているので、関心があれば確認してみてくださいだワン。

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